山   根(ヤマネ) 

解説

武蔵国埼玉郡に山根庄二十八ヶ村あり、又、岩代、甲斐、

伯耆などにこの地名あり。

岩手県宮古市、同 久慈市、愛媛県新居浜市にこの地名あり。

分派氏族

 

1,佐々木氏族 佐々木系図に「佐世七郎左衛門清信−清重−長清(山根八郎)」と。

2,秀郷流藤原姓 参考諸家系図に「山根氏。本名 下河辺、幸島、松ヶ岡、桑治。

       家紋 九曜、七曜、花車。鎮守府将軍 藤原秀郷八代孫 行平(下河辺

       荘司、頼朝公に仕え戦功あり)−朝行−行村−この間数代不詳、陸奥

       伊達郡に住す−定吉(九戸郡山根村を賜う)−尚吉(山根九郎左衛門、

       慶長十九年 大阪御陣御供す)−吉正」と。

3,加賀の山根氏 − − 加賀藩給帳に「二百石(松皮菱の内に三巴)山根清次」とあり。

4,因幡の山根氏 − − 若桜城主 山崎氏の医師に山根東庵あり。

5,防長の山根氏 防州 華浦の儒者に山根清あり、華陽と号し、萩藩に仕う。

       又、明治二十八年、台湾役に山根信成少将あり、総督宮に従って転戦

       戦死し、男爵を賜う。嗣子を山根一貫と云う。家紋 二重亀甲に山の字。

6,八田氏族 宍戸氏の族にて家政四世の孫 知家、その男 家時 山根五郎左衛門

       と云い、常陸国多賀郡友部城に住し、六世にして子なく、佐竹義昭の子

       義昌を嗣とせしが、義昌死して城廃す。

7,他 


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