種   田

解説

数流あり

分派氏族

 

1,藤原姓 美濃国安八郡の名族にして、新撰志、三塚村古城條に「種田信濃守。

       天文の頃よりこの城にあり、信濃守は 氏家卜全の旗下にて、元亀二年

       五月、石津郡太田村にて卜全と同時に戦死す。

       氏家内膳行広は 卜全の二男なりしが、種田討死の後、ここにおいて

       一万五千石を領す。天正十一年、伊勢の桑名に移りて自殺す」と。

       又、「今宿村 古城址は 種田助之丞、五百貫文を領して守りしが、元亀

       二年 同氏 信濃守と同じ時戦死す」と。

       又、直江村「古城址は種田助之丞の弟 種田彦七郎の住みし由 云い伝え

       たり。彦七郎、後に 丸毛三郎兵衛と改む と云う。氏家の旗本にて、

       軍功あり」など見ゆ。

2,甲斐の種田氏 八代郡にあり。姓 藤原氏、美濃土岐家臣にして、土岐頼芸に

       従いて本州に来る。

3,薩摩の種田氏 薩摩郡川床城は、永禄の頃、入来院加賀重嗣の家臣 種田木工

       秀縄の居城なりと。

       又 島津藩に存し、明治の初め 熊本鎮台司令長官に種田政明(少将)あり。

4,他


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