滝(タキ)

解説

大和に滝庄あり、その他 羽前、磐城、岩代、上野、伊豆、三河、

近江、伊賀などにこの地名あり。

 

国土基本地図に64ヶ所あり。

 

1、嵯峨源氏 三河国発祥にして、もと大黒氏、恒房に至り額田郡多滝村に住せしより、滝を

     家号とすと云う。ェ政系譜に

     「源内恒貴−新兵衛好房−文右衛門恒好−邦好、家紋、二重亀甲の内に流鼓」と。

2、利仁流藤原姓 これも幕臣にしてェ政系譜に

     「庄蔵安久−九郎右衛門安昌、家紋、三巴、蛇目」と。

3、佐々木氏族 近江国の名族にして、輿地志略に

     「滝氏の先祖は、敏達天皇の皇子 井手左大臣橘諸兄公の末孫なり。平宗盛の首を討ちし、

     橘右馬允公長といえる者 滝氏の祖先なり」とあり。

4、三河大伴姓 近江国甲賀郡多喜村より起こると云う。三河伴氏系図には、多喜とあり。

     又、中興系図には「滝。伴、本国近江、紋、横木瓜、下違二引。大原備前守盛景の男

     彦太郎吉廉これを称す。多喜とも書す」とあり。

5、伊賀の滝氏− −当国滝村より起こる。天正の頃、滝三河守の弟に法印宥海あり、瀧仙寺の祖なり。

6、中国の滝氏 安西軍策に「奈佐の姪 滝三左衛門」とあり。

     又、毛利藩士に滝弥八長ト(鶴台)あり、もと 引頭氏、医師 滝氏に養われて、この氏を称す。

     儒者なり。

7、他


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