高   沢(タカサワ・タカザワ)

解説

羽前、常陸などにこの地名あり。

 

岩手県東磐井郡室根村、新潟県東頚城郡安塚町、長野県上水内郡

信濃町、同 下高井郡山ノ内町、静岡県静岡市、熊本県球磨郡球磨村

大分県大分郡野津原町にこの地名あり。

尚、山形県山形市のはタカサと読み、

岡山県小田郡美星町のはタカソウと読む。

 

1、利仁流藤原姓斎藤氏族 林二郎家嗣の後なりと云う。

2、清和源氏佐竹氏族 常陸国那珂郡高沢村より起こる。二十四輩順拝図絵に

     「照願寺は、鷲子村にあり。開基は、二十四輩 第十七番奥郡念信大徳にして、俗姓は、

     佐竹高沢伊賀守氏信これなり。初め毘沙幢村に一宇を起立し、照願寺と号す。寺説に云う、

     念信房・未だ俗たりし時は当寺の上なる高沢山に居城してありしが、三代 信光の時に至りて

     高沢の城郭をこわして、仏場となし毘沙幢村より寺院を引き移し 今に退転せず云々」とあり。

     鎌倉初期のことなり。

3、秀郷流藤原姓佐野氏族 高沢新左衛門行清の子 行高、高沢玄蕃と称す。その子

     高沢彦五郎行勝あり。

4、加賀の高沢氏 加賀藩給帳に「四百五十石 丸の内に梶の葉、高沢平十郎」とあり。

5、他


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