住   吉(スミヨシ)

解説

この氏の名の起こりは、四世紀末、神功皇后の新羅征伐の時、

筑前国那珂郡に住吉神社を祀る事に始まる。この神社霊験あらたかに

より、諸国に住吉神社 勧請される。中でも、有名なのは、摂津の

住吉神社にして、住吉社中の根本大社となる。

住吉氏は、これらの住吉社鎮座により、地名が起こり、その地名を

以って氏とする者、及びそのゆかりにより氏とするものなり。

 

国土基本地図に81ヶ所あり。

 

1、桓武平氏磐城氏族 磐城国磐城郡(磐前郡)に住吉神社 鎮座し、住吉村あり。

     この地より起こる。鎌倉時代 住吉館(玉川城とも云う)、岩城判官政氏の砦なり。

     磐城系図に「磐城隆安−隆時(上舟尾氏)−隆頼(三男、住吉殿)」とあり。

2、大和絵の住吉氏 摂津住吉絵所たりしより、その地名を負う。江戸時代初め、

     狩野派と並びて絵所となる。系図は

     「内記広通(如慶、家号を住吉に改む)−内記広澄(具慶)−内蔵允広保−内記広守

     −内記広行−内記広尚−弘貫−広賢−広一」なり。

3、他


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