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島 本 |
解説 |
愛知県中島郡祖父江町にこの地名あり。 |
1、清和源氏村上氏族− −信濃国の名族にして尊卑分脈に「村上判官代 為国の子 惟国(島本)」とあり。
その子を家国と云う。惟国は、上西門院非蔵人、後白河院非蔵人にして、家国は、北白川院
蔵人なりき。
2、宗氏族 − − 対馬の名族にして、島本郷より起こる。
天文十五年より、当国佐護郡の宗氏族は、島本と称せしむ(家譜)と。
3、紀伊の島本氏− −当国の名族にして、続風土記 名草郡狐島村覚圓寺條に「明応年中、淨賢と云う
者の開基なり。淨賢、俗姓は島本左衛門大夫直守と云う雑賀党なり。その後裔 文禄天正の頃
左衛門大夫直政と云う者あり。寺を従弟 祐心に附し、京都に退く。子 四人あり。長子 正光は
宇喜多中納言に仕え、八千石を領し、次男 直親は、小早川中納言に仕え、四千石を領す。皆、
討ち死にす。次に正重は、浅野家に仕え、次に某は、黒田筑前守に仕え、五百石を領し、後、
浪人す。その子 島本武兵衛、南龍公に奉仕す。正光の子は当村に帰り、寺を相続す」とあり。
天正中、雑賀門徒の首領に島本仁左衛門あり。
4、他
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