重   松

解説

広島県神石郡三和町、徳島県名西郡石井町、愛媛県喜多郡五十崎町にこの地名あり。

 

1、尾張姓 尾張国の名族にして、当国の大族 尾張宿禰の後なり。暦仁元年十二月の

     尾張国諸社神領庁宣に「尾張俊村、假名 重松」とある後裔にして、その子を俊秀と云う。

     大縣神社の神主なり。

     二宮系図に「秀益(重松兵庫助、応永の頃)−秀満−秀村−秀永−秀春」とあり。

     又、春日井郡に井上城(井上村)あり。古城志に「嘉吉年中、重松主水 住す」とあり。

2、豊前の重松氏− −当国下毛郡の名族にして、中津川丸山城主なり。南北朝の頃、重松刑部少輔あり

     征西将軍 御下向の際、二百余人を率いて、永く君臣の誓約ありと伝えらる。

     又、その後、新田義高、永享三年正月、自盡の際、その子 吉丸を重松氏に托すと云う。

     応仁の頃、重松義盛あり。永禄中に至り、大友氏に降りると云う(国志)

3、他


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