坂   元

解説

諸国にこの地名ありて数流の氏を起こす。

 

国土基本地図に39ヶ所あり。

 

1、薩摩の坂元氏 もと近江国より遷る。鹿児島市坂元村福ヶ迫に諏訪大明神あり。社記に

     「本社は、近江国滋賀郡坂元日吉山王二十一社の中、王子宮これなり。王子宮は、鎮座記に

     信州諏訪より鎮座と伝称す。当社は、忠久公 鎌倉より御下向の時、暫く近江国伊吹山に

     御滞陣まし々、年を越えて滞留し給いたるとなり。王子宮は、その時の守護神なり、故に

     当国に御下りの時、供し奉りし坂元氏、王子宮を負い下り奉り、この地に勧請 而して 信州

     本社の神号に通じ、以って諏訪大明神と呼び奉る。今に至り、坂元氏の子孫 当社の神事に

     従う。又、当地を以って坂元村と号する事は、本社王子の鎮座地、近江坂元の名を取りて

     これを名付くと云えり。故に当社は鹿児島坂元村の惣鎮守たり御城地鎮護の神なり」とあり。

     島津義弘 殉死の臣に坂元番左衛門(藺牟田村)あり。

     又、幕末、島津藩に坂元八郎太あり。

2、大隈の坂元氏 肝付郡姶良郷 正若宮八幡宮 社司にこの氏あり。

     又、「弘治の頃、清水郷士 坂元氏、七社大明神を建立」とぞ。

3、他


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