三   枝(サイグサ・サエグサ・ミエダ)

解説

顕宗天皇の御名代三枝部の伴造、並びにその部民裔なり。

サイグサと云う植物に三枝なる漢字を当てし也。

分派氏族

 

1,菅原姓 阿波の三枝氏にして、菅原道真の末流に尾蘇山城守と云うものあり、

       甲斐国に住し、後醍醐天皇の御代、備中陣に戦死す。嫡子 与一介、

       天皇に従い建武四年六月十六日、兵庫守に任ぜられ、三枝兵庫守介義盛

       と称す。その後裔 三好氏に従い、那賀郡岩脇村に居城す。天正の頃

       三枝忠左衛門盛孝あり、嫡子 小伝次は坂崎氏を三男 四郎兵衛は岩佐氏

       を名乗り、共に後裔 現存すと云う。

2,甲斐の三枝氏 甲斐国造族 三枝直の後なり。長ェ勘文に「(甲斐国)在庁官人

       三枝守政」とあり。ェ政系譜この末流を載す。家紋 丸に三枝松、丸に

       二引両。

3,赤松氏流− 播磨の三枝氏にして、石野系図に「赤松季則の子 頼範の弟 正頼を

       三枝三郎」とす。子孫 赤松氏に仕え、赤松家風條々事に「御一族衆、

       三枝」とあり。

4,他


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