小   畑(コバタ・オバタ)

解説

諸国にこの地名ありて数流の氏を起こす。

国土基本地図に55箇所あり。 

1、紀伊の小畑氏 − − 名草郡にあり、続風土記に「小畑氏、昔 信州福島の人、木曽義仲に

仕えしに、義仲滅後、この地に逃れきたり、この村を開基す。今 小畑氏と名乗る者

その後裔なり」とあり。

2、三河の小畑氏 − − 設楽郡にあり。三河諸侍出所に「柿崎村、小畑惣兵衛」とあり。

3、宇都宮氏族 − − 豊前国上毛郡の名族にして、郡内小畑より起こる。上毛郡下川底城は

小畑長重の居城にして、宇都宮氏の一族なりと云う。家老を奥村勘解由と云い、

天正十六年三月、日熊の役に戦死し、長重もまた黒田氏の為に滅ぼされたりとぞ。

又、下毛郡の名族にも小畑氏あり、天文 永禄の頃、小畑源兵衛、元亀 天正の頃、

小畑甚兵衛あり。同族なり。

又、中津城も初め小畑氏の居城なりと云う。

4、他 


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