西   原(ニシハラ・ニシバラ・ニシノハラ・サイバラ)

解説

下野、土佐、筑後などにこの地名あり。

諸国にこの地名ありて多数の氏を起こす。

 

国土基本地図に167ヶ所あり。

 

1、清和源氏 鎮西八郎源為朝の子 某は、筑後国山門郡にありて、西原氏の祖なりと云う。

     将士軍談に「竹井村城跡。肥後国菊池の住人 西原石見守武雄、天文十五年正月朔日、

     当国海津村に来り 北の関 竹井原、及び数十ヶ村を切り従え、その後、当城を築いて居る。  

     武雄五代の孫 周防守武範まで、この城に住す。その嫡子 石見守種俊、当国大乱の時も

     海津村に居る。子孫今、柳川の臣となる」とあり。上記 西原氏と同流か。

2、清和源氏新田氏族 上野国新田郡笠縣村の名族にして、その末裔を西原春吉と云う。

     その家系氏信の條に「正平七年二月二十日、武州 金井原に於いて討ち死す」とあり。

3、伊豆の西原氏 畠郷の名族にして、伊豆志稿に

     「西原善左衛門、西原源太、後北條氏の家臣なり」とあり。

4、相模の西原氏 小田原分限帳に「永禄中、西原小三郎、高座郡深見を領す」とあり。

5、他


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