中   浜(ナカハマ・ナカノハマ)

解説

諸国にこの地名ありて数流の氏を起こす。

 

国土基本地図に28ヶ所あり。

 

1、土佐の中浜氏 土佐国幡多郡中浜の人・ジョン万次郎は天保12年(1841)、操業中に

     漂流し、米国の捕鯨船に奇跡的に救助され、日本人として初めて米国大陸に上陸す。

     ホイットフィールド船長の厚意で、航海及び造船学などの高等教育を受け、後、

     34ヶ月にわたり世界一周をする捕鯨船の副船長として活躍す。

     帰国後、土佐藩主 山内容堂から召し出され藩校の教授となり、アメリカの文化、

     世界情勢を語り、坂本龍馬、後藤象二郎、福沢諭吉らに大きな影響を与えた。

     嘉永6年(1853)、ペリーが日本に開国を要求するや、万次郎は日米通商修好条約の

     通訳として、開国の立役者となる。

     後、明治政府の命を受け、開成学校(現東京大学)の教授となり多くの若者を育てる。

     又、普仏戦争視察の一員として、欧州へ渡航。

     東京京橋弓町の長男 中浜東一郎医博(岡山医学校教授)宅で71才の生涯を終えた。

     実に日本の夜明けの大功労者なり。

2、他


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