的   場(マトバ)

解説

諸国にこの地名ありて数流の氏を起こす。

弓・鉄砲などの射撃を行う場所を的場と云い、そこが地名となり、

その地名を以って氏とす。

 

国土基本地図に59ヶ所あり。

 

1、藤原姓 大和国広瀬郡の的場村より起る。箸尾氏の一族にして、永禄六年の諸役人附に

     「足軽衆 的場三郎左衛門尉」とあり。

     又、慶長和州高附帳に「一千八百二十七石三斗九升一合(広瀬郡)箸尾村、的場帯刀光政、

     的場隼人光長(文禄三年、秀吉に仕う。大阪城内に居る)」とあり。

     又、赤埴系図に「牧内村 的場新兵衛貞行」とあり。

2、丹波の的場氏 当国多紀郡の名族にして、丹波志 氷上郡條に「的場権の大夫、同 権の頭、

     子孫 松森村。この兄弟、多紀郡栗柄村よりここに来住す」とあり。

3、紀州の的場氏 信長の紀州雑賀攻めの時の敵将に的場源七郎あり、勇将として名あり。

4、因幡の的場氏 当国気多郡鹿野に鉄砲屋 的場弥次右衛門あり。

5、他


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