前   原(マエハラ)

解説

諸国にこの地名ありて数流の氏を起こす。

 

国土基本地図に87ヶ所あり。

 

1、紀姓 −肥後国の名族にして、肥後国志略に

     「大野国隆の三男 秀親、前野蔵人と称す、その男 秀能、その男 秀時なり」とあり。

2、長州の前原氏 幕末、前原一誠あり、高杉晋作らと俗論党( 倒幕派)討伐に決起する等、

     維新の際、功ありて参議に列せられる。後、下野した後、萩の乱を起こし 捕らえられ斬首。

     その男 一格も西郷方に組して死す。

3、秀郷流藤原姓 下野国前原村より起る。小山氏の族にして、系図に

     「中沼淡路守秀行−右近大夫守忠−守行(前原に住して氏とす、前原二郎、越後守)」とあり。

4、美作の前原氏 森忠政家臣に前原弥九郎あり、英田郡福本村 二百五十石を領す。

     又、勝北郡小吉野庄 河原村の社家に前原織衛、庄屋に前原喜右衛門などあり。

     又、津山藩分限帳に「五石三人扶持、前原猪之助」とあり。

5、卜部姓 赤穂義士に前原伊助宗房(十石 三人扶持)あり。金奉行たりしとぞ。

6、他


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