久　　　我（クガ・コガ）
解説	山城国愛宕郡に久我庄あり、また同国乙訓郡にもこの地名あり この氏はこれらの土地より起りしにて、数流あり。
分派氏族

１，久我家（村上源氏）− − 雲上家の称号にして、清華の一つ、その勢力摂家に次ぐ

　　　　　　　山城国愛宕郡 久我より起こる。徳川時代 清華 旧家。

　　　　　　　明治 侯爵。家紋、龍膽笹。

２，伊勢の久我氏 − − 一志郡の名族にして、名勝志に「天花寺城は、堀田村の山上

　　　　　　　にあり。松樹茂生し、壁濠の址を存す。里人伝え云う、大昔 薗大納言 城

　　　　　　　を築きここに居る。源実朝の時、久我三郎居住す。永享中、修理大夫な

　　　　　　　る者ここに居る。本州の守護 船木光俊を攻め、利あらずして自殺す。

　　　　　　　その子 主計助、北畠政具に仕え嘉吉元年、本郡曾原の城主となる」と。

　　　　　　　東鑑巻二十一に「こがの三郎」とあり。

３，他　

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