小   原(コハラ・コバラ・コバル・コワラ)

解説

国土基本地図に95ヶ所あり。

 

1、赤松氏流 美作国苫西郡(苫田郡)小原村より起こる。東作志、吉野郡小原庄尾崎村 王山

     古城條に「康安中、小原孫次郎入道信明 居る。小原は赤松の氏族にして、属下なり。

     康安元年七月、山名時氏の為に没落す」とあり。

2、村上源氏 小原氏流 伊勢国一志郡の名族にして、名勝志に「小原城跡、近衛氏宅跡、

     小原村字平野の山の上に在り。相伝う 北畠氏の族 北畠房雄ここに居り、小原北畠氏と称す。

     後、数世これを継承」と。

3、物部姓(源姓) 陸中国和賀郡小原村より起こる。種内権現堂別当家にして、和賀郷村志に

     「種内権現堂に再興、五個の棟札あり、中でも応永二十二年の棟札には、草創の事を挙げて

     『承和の頃、弘法徒弟 日弘侍者、一体の不動尊を奉じてここに来たり、荊蕀を刈り、

     権現堂を建てて之を安置す云々。再興 大檀那、前信濃守平時義、法名、?義。別当、

     物部中将源義実』とあり。大檀那は安俵の村主。云々。天文二年四月の棟札には、

     『大檀那、安俵又三郎平信義。別当 小原備前義実』とあり。元亀二年四月の棟札に

     『大檀那、安俵玄蕃頭平義重。別当、小原彦右衛門源親実』と見ゆ。」とあり。

4、他


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