板   垣

解説

甲斐源氏の一つなり、但し 異流もあり。

福井県福井市、山形県東根市にこの地名あり。

分派氏族

 

1,武田流 甲斐国山梨郡板垣(今の里垣)より起こる。尊卑分脈に

       「武田信義−兼信(板垣三郎)−四郎頼時、弟 六郎頼重−孫三郎頼兼

       −彦三郎行頼−弥三郎長頼」と。

       その後裔、 駿河守信方(信形)あり、武田信玄に仕えて功多く、諏訪

       郡の城主となる。天文十七年二月十四日 上田原に死す。その子 信憲(

       信重)父に継ぐ、後 罪あり、家 断絶す。家紋 花菱。

2,越後の板垣氏 文明兵乱の時、板垣修理、平汲城より来たりて中潟城に拠る

       と云う。

3,土佐藩士出身の板垣氏 − 有名な自由民権論者の板垣退助なり。

4,安芸の板垣氏 武田氏に従いて安芸に移る。安西軍策に

       「武田方 板垣喜四郎掃部」等を載せたり。後、石見国鹿足郡青原村

       青原城主に板垣甲斐守あり。

       家系録に「板垣掃部助繁任(武田元繁の臣)、板垣繁芳(同左)、板垣

       義兼(天文の頃、津和野城主 吉見政頼の侍大将)」とあり。

5,他


* 「ルーツ発見・名字の由来」のトップページに戻る