平   石(ヒライシ)

解説

岩代、上野、河内などにこの地名あり。

 

国土基本地図に32ヶ所あり。

 

1、河内の平石氏 当国石川郡平石村より起る。平石城(白木村平石)は、平石氏 累世の居城なり。

     太平記 楠木合戦注文に「平石山城五郎」の名あり。

     又、平石茂吉の後裔 左衛門尉茂直は、元弘年間、賊軍と戦いて死す。当城は同二年、

     楠木正成の属城となる。

     又、楠木正儀の十七支城の一なり、正平十四年、足利勢の為に陥落す

     又、持尾城(河内村持尾)も楠木氏の属城の一にして、平石氏の兵 拠る。

2、奥州菊池氏族 岩代国安達郡平石村より起る。同地 高田館には、平石甲斐武頼 住す。

     石橋久義の旗下なりしに 大内の非義に組せざるも 天正十三年八月、小手森と共に落城す。

     この人は四本松に住せし菊池武則の孫なりと云う。

3、豊前の平石氏 当国田川郡の名族にして、応永正長の頃、平石豊弘あり。

4、他


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